映画「かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-」 感想

　　　

今回見に行った映画は「かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-」、TVシリーズ3期のその後を描いた作品で、あくまで劇場版ではなくTV放送に先駆けての特別上映という形だ。
主題歌は今作も鈴木雅之が務め、今作がOVAなのか4期の立ち位置となるのかはまだ不明だ。

　
内容は、秀知院学園の“奉⼼祭”でお互いの気持ちを伝え合い初めてのキスをしたかぐやと御行だったが、大人のキスを自分からしてしまった羞恥からかぐやの氷の顔が表に出てくる展開だ。
御行は豹変したかぐやに戸惑い、クリスマスを目前に自分をさらけ出す勇気も持てないでいた。

　
原作では不人気だった氷かぐやのエピソードだが、こうしてまとめて映像化されると十分面白い。
序盤のデフォルメかぐやからクリスマスエピソードまで、ギャグとシリアスのバランスが良かった。
お互い隠している一面があって、それを見せたかぐやと隠し通したい御行のすれ違いが切ない。

　
すでに恋愛頭脳戦も無く“奉⼼祭”以降は蛇足だと言われる事も多いけど、悪くなかったと思う。
ただ詰め込んだため石上と伊井野のエピソードはカットとなったが、それは別の機会という事か。
原作はこの辺が折り返しとなるけど4期はあるのかな、さすがに完結までのアニメ化は難しそう。


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